変形性膝関節症・膝関節骨壊死症
専門医による治療最新情報

膝の痛み教室

膝の痛みと変形性膝関節症と漢方療法

膝の痛み(変形性膝関節症)、軟骨の治療については漢方ですべてが解決するような期待をすることはできませんが、ケースによっては、かなりの効果が期待できます。

補助的な治療として第2の選択枝として処方しています。

また、効果が出るのには一般に、3~4週飲み続ける必要があります。

私が使用する漢方薬は、次の3種類です。

防已黄耆湯

利尿作用がある。むくみやすい中年以降の女性。

軟骨の変性はそれほどではないが、膝の水を繰り返す方に有効です。

構成成分は、防已(ボウイ)、黄耆(オウギ)、蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、などです。

防已・・・関節の炎症を和らげる抗炎症効果

黄耆・・・体の余分な水分を取ったり、反対に、水分が足りないところを補なう作用

蒼朮・・・体内の水をめぐらせる作用

大棗・・・筋肉をやわらげる作用

甘草・・・緩和作用や鎮痛、鎮静

生姜・・・健胃作用

芍薬甘草湯

筋肉弛緩作用がある。膝の痛みとともに、ふくらはぎの痛み・こり、がある、足がつりやすい方に使用します。

桂枝加朮附湯

強い痛みと炎症を伴う方。

主に慢性関節リウマチのケースに用い、 変形性関節症で使用することは稀です。

自費であれば、医師の処方箋なしに漢方薬局で購入することも可能ですが、 長期間服用すると漢方といえども副作用を起こすことが ありますので、十分に気をつけてください。