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◆年をとっても関節を若々しく保つには・・・

 関節軟骨の摩耗は老化現象のひとつですが、すべての人が中高年になると関節にトラブルが起きるわけではなく、80歳、90歳でもトラブルと無縁な人もいます。

 「タイヤがすり減るようなもの」と表現しましたが、軟骨は自動車のタイヤとは違い、すり減ったらそのままではなく、新陳代謝により、新しい軟骨細胞が日々、つくり出されます。

 この代謝のサイクルを健康的に維持し、関節にダメージを与えない生活を心がければ、年をとってもはつらつした生活を送ることができます。

◆普段の生活態度が関節の年齢を決める

●関節の老化を招きやすい要因

  1. 遺伝・体質
  2.  膝のトラブルを治療しても、次に腰など他の場所にトラブルが起きる人は少なくありません。もともと軟骨が摩耗しやすい体質であると考えられます。

  3. 運動習慣
  4.  立ちっぱなしで働いたり、ハードな運動をするなど、体の一部に負担がかかる場合、骨の一部に偏った力が加わり、関節にダメージを与えます。

  5. 肥満
  6. 体型

     多すぎる体重は、膝に過度の負担をかけます。

  7. 体型
  8.  日本人に多いO脚は、膝の内側に偏った力が加わり、内側の関節軟骨が摩耗します。逆にX脚は、外側の関節軟骨が摩耗します。

  9. 血管の老化
  10.  内臓や筋肉などに栄養を与える血管の老化は、全身の老化につながりますが、関節にも影響があります。軟骨は滑液に栄養を送り込むポンプになるためです。

     つまり、高脂血症や高血圧など血管の老化のリスク要因は、関節のトラブルのリスク要因にもなります。

 バランスの取れた食生活や、適度な運動を持続的に行うことが、関節を若々しく保つためにも必要です!

◆関節をいたわるために、気をつけたい日常の動作

持ち上げ時

・物を持ち上げるとき

いきなりかがんで持ち上げるのではなく、ゆっくり膝を曲げて、腰もきちんと落としてかがみ、全身を使うつもりでゆっくり持ち上げる。

荷物を持って歩くとき

・荷物を持って歩くとき

片方の手をいつも重いバックを下げていると、重心が偏りがち。ときどき持ちかえたり、両手に分けて持ったりリュックサックを使ったりして、均等に重心がかかるように工夫しましょう。

アクセス解析

(株)ファンケル発行「元気生活」2007.6月号の天本医師により監修した特集の内容の一部を掲載しています。

医療法人社団SEASONS 東京リウマチ・膝関節治療センター(自由が丘整形外科)
 天本藤緒 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
東京都目黒区自由が丘2-14-7 SEASONS自由が丘B1F
03-5726-4711 jseikei@goo.jp