変形性膝関節症・膝関節骨壊死症
専門医による治療最新情報

膝の痛み教室

軟骨に効くサプリメント グルコサミン コンドロイチン

グルコサミンやコンドロイチンは膝の軟骨の材料になる成分で、膝の痛みに対する有効性は医学的に多くの研究で証明されています。

減ってしまった軟骨の再生を促進させる働きがあり、病院で処方される鎮痛剤(ロキソニン、ボルタレン)などと比べ、胃腸障害などの副作用がほとんどなく、より自然に近い治療といえます。

心配するような重い副作用は全くありません。胃腸障害・下痢など、おなかにあわないことや、発心など軽いアレルギー症状はときにあります。

グルコサミンはエビ・カニにアレルギーの人は気をつけてください。

市場に出回っているサプリメントの選び方は、1錠あたりの含有量がもっとも多いことが重要です。同時に、1ヵ月あたりのコストがもっとも安く済むものが理想的です。

コンドロイチンにもいろいろあります。

年齢とコンドロイチン含有量

軟骨成分コンドロイチンにも種類があります。

人間の場合は、コンドロイチン硫酸A型とC型が存在しています。意外に思うかもしれませんが、人間と似たコンドロイチン組成なのは、なんと鮭なのです。

また、コンドロイチン硫酸A型は加齢とともに大幅に減少することが分かっています。関節をいたわるために、補給する必要があります。(図5)

II型コラーゲンとは

コラーゲンは内臓や血管など体中に存在し、網の目状になって細胞を支えています。

種類も分かれており、軟骨でプロテオグリカンとともにクッションの役割を果たすのは、II型コラーゲン。皮膚に含まれているものとは別の種類です。

II型コラーゲンを摂取することは、軟骨の成分補給になるだけではありません。

リウマチは免疫機能の異常により、自分の関節のII型コラーゲンを異物と間違えて攻撃し、滑膜が異常増殖して炎症を起こすといわれます。

ところが、II型コラーゲンを口から摂取すると「II型コラーゲンは異物ではない」という指令が体内で発令され、炎症が抑えられることと考えられています。

プロテオグリカンは、ネバネバしたムコ多糖類のコンドロイチンにたんぱく質が結合したものです。コンドロイチンがスポンジの役割を果たし、滑液を十分に蓄えることにより、関節が滑らかに動くことを可能にしています(図3)。

関節軟骨の構造